私だったり、私じゃなかったり。

フィクションもノンフィクションも。

あの頃

曾祖母のはなし

2歳8ヶ月の冬。 朝起きると曾祖母が亡くなっていた。 曾祖母は癌だった。 ちょうど冬休みでわたしの家族も いとこの家族も曾祖母の家に 連日泊まっていた。 きっともう、曾祖母の命が長くないことを 知っていたから。 だけどわたしは、まだ2歳。 いろいろ知…